マネースクエアの評判は?メリット・デメリットを解説
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元祖リピート系注文として有名なトラリピは、マネースクエアが特許を持つ技術です。
こちらのページでは、トラリピで人気のマネースクエアについて、FX会社としてのメリットやデメリットを解説していきます。
口座開設手数料 | 無料 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
取扱通貨ペア | 17種類 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
注文上限 | 1注文あたり200万通貨 |
レバレッジ | 最大25倍 |
ロスカット | 証拠金維持率100%未満 |
自動売買 | ○ |
デモトレード | × |
水上 紀行
バーニャ マーケット フォーカスト代表
1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。著書はこちら
Twitter:@mizukamistaff
ブログ:Banya Market Forecast オフィシャルサイト
メルマガ:水上紀行FXマーケットフォーカスト
マネースクエアの自動売買「トラリピ」とは?
マネースクエアを語る上で必ず登場するのがトラリピ、マネースクエアの代名詞とも言えるほど有名なサービスです。
2019年6月に手数料を完全撤廃したことで、さらにマネースクエアのトラリピ人気は高まりました。
トラリピの仕組み
トラリピとは、トラップリピートイフダンの略称であり、イフダン注文をいくつも張り巡らせておく注文方法のことです。
まずはイフダン注文とはどのような注文方法なのか、順に解説していきます。
いくつものリピートイフダン注文を、罠を仕掛けるように等間隔にまとめて設定します。
トラリピは何本も罠(トラップ)を仕掛けるように、レンジ相場に対して何回も繰り返して自動取引できるのが最大の特長です。
トラリピは低リスク低リターンの長期投資商品
トラリピの特徴としては、とにかく低リスク低リターンの取引手法ということです。
小さい値幅の注文を大量に発注するのがトラリピなので、1回の注文の損益額は小さくなります。
小さな為替差益を時間をかけてたくさん積み上げることで、まとまった収益を狙いに行くのがトラリピです。
そのため、短期間に大きなリターンを狙いたい方や、相場が気になってついつい手を出してしてしまうタイプの人には合わない手法と言えます。
どちらかと言うと、気長に待つことができるタイプの人に向いているとも言えるでしょう。
トラリピは投資資金が必要
トラリピを使って安定的に収益を上げるためには、ある程度の含み損にも耐えられるよう、まとまった資金が必要になります。
多くのイフダン注文を細かく張り巡らせるのがトラリピの強みですが、資金が少ないと注文数に耐えられずにすぐにロスカットされてしまいます。
マネースクエア公式サイトで公開されているデータでも、ユーザーの多くが豊富な資金を保持しています。
500万円とまではいかなくとも、トラリピで資金を運用するなら最低でも50万円はほしいところです。
資金に余裕がある人ほど、安定的に収益を上げることができるのでおすすめです。
FX初心者とトラリピについて
トラリピでは相場に合わせて、通貨ペアや売り/買い、レンジ幅の設定を行います。
FX初心者が使うには、トラリピは難易度が高いようにも感じます。
しかしトラリピは1,000通貨単位から取引ができることに加えて、初心者向けの「トラリピ戦略リスト」というサービスもあります。
トラリピ戦略リストとは、プロの為替アナリストが相場状況に合わせて設定したトラリピ注文を、そのまま設定できるサービスです。
試しにマネースクエアのトラリピを使ってみたいということなら、1,000通貨単位でトラリピ戦略リストの設定を試してみるのも良いでしょう。
トラリピの注意点
トラリピは放置しているだけで、自動的に利益が積み上がっていくように錯覚してしまいがちです。
しかし実際には、トレンドやファンダメンタル要因を考慮して、定期的に手を入れる必要があります。
また、どのレンジ相場でトラリピを仕掛けるのかなど、最初の設定が非常に重要です。
ただ放置しているだけで、必ず利益を出し続けてくれるわけではありませんし、相場が大暴落するタイミングでは大損する可能性も十分にあります。
大きく儲けることは難しいですが、小さな利益をコツコツ積み立てていくにはおすすめの手法です。
マネースクエアのメリットと特徴
FX口座を開設するなら絶対にマネースクエア、FXトレーダーの中にはそう答える人もいます。
マネースクエアには、他のFX会社には無い特徴がいくつかあります。
マネースクエアが多くのFXトレーダーから選ばれる理由とは?
充実のセミナーと投資教育
マネースクエアの強みとして、顧客への投資教育もあげられます。
他のFX会社と比較して、マネースクエアでは会場を使ってのセミナーが豊富に開催されています。
セミナーが多い時には月5本以上もあり、東京以外にも大阪や名古屋で開催しています。(現在は新型コロナ感染拡大のため、会場でのセミナーは行われていません。)
また、オンラインで受講できる動画セミナーも充実しています。
マネースクエアで口座開設をするだけで多くのセミナーを受講できるようになるので、情報収集や勉強のためにマネースクエアで口座を持っておくのも良いでしょう。
サポートの評判が非常に良い
カカクコムやSNS投稿の口コミを見ていると、マネースクエアの電話サポートに対する評判は非常に良いです。
FX初心者の方で、電話によるサポートに期待しているならマネースクエアはおすすめです。
ただし、マネースクエアの電話応対時間は平日の9時〜17時までとなっていて、24時間対応のFX会社と比較すると見劣りします。
取引に応じてポイントが貯まる
マネースクエアでは、取引に応じてポイント還元サービスがあります。
ポイント還元率は、マネースクエアに預託している証拠金額によって以下のようになります。
1ヶ月間の平均預託証拠金 | 1万通貨あたり発生ポイント |
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1,000万円以上 | 20ポイント |
200万円以上 1,000万円未満 | 10ポイント |
200万円未満 | 5ポイント |
獲得したポイントは、1ポイント=0.9円として現金に交換できます。(5万ポイントから交換可能)
現金以外にも、1ポイント=0.8円としてAmazonなどのギフト券にも交換することができます。
マネースクエアのデメリットと注意点
トラリピはマネースクエアでしか利用できないサービスですが、中にはマネースクエアではFXをしないというトレーダーもいます。
続いてマネースクエアが他社に劣るデメリットについて解説していきます。
スプレッドが広い
マネースクエアの最大の欠点とも言われているのは、広いスプレッドに他なりません。
ただし、マネースクエアの利用者の多くはトラリピを使っていて、トラリピのようなリピート系注文はスプレッドが広くなるのが一般的です。
マネースクエア以外のリピート注文を提供しているFX会社と比較すると、マネースクエアのスプレッドは平均的です。
また、以前は高いと言われていたマネースクエアの取引手数料ですが、そちらは2019年6月に全て無料化しました。
シンプルな取引ツール
マネースクエアの取引ツールの特徴は、驚くほどシンプルな見た目と操作性でしょう。
操作内容はある程度限られていて、細かいカスタマイズには対応していません。
そのため上級者トレーダーやプロトレーダーからの評判は賛否分かれるところです。
しかし反対に、FX初心者やパソコン操作が苦手な方からは、シンプルで使いやすい取引ツールという口コミもあります。
テクニカル指標も17種類を搭載しているので、FX初心者の方であれば十分な機能を備えていると考えてよいでしょう。
スワップが低い
マネースクエアはリピート注文を強みとしているFX会社ということもあり、スワップポイントの条件は決して良いとは言えません。
ただし、トルコリラや南アフリカランドなど、高金利通貨ペアのスワップポイントは高く設定されているので、理にかなっているスワップ設定とも言えるでしょう。
情報漏洩による行政処分
マネースクエアは2017年、サイバー攻撃により約2,500件の顧客情報情報を流出、行政処分を受けました。
ただし、金融庁による監視が厳しいFX業界においては、行政処分を受けるというのは決して珍しいことではなく、過去に多くの大手FX会社が行政処分を経験しています。
過去に大規模なサーバーダウンを起こした楽天FXなどは、これまでに数回に渡って行政処分を受けています。
マネースクエアは行政処分をきっかけとして、イメージ回復のために様々な取り組みを行いました。
高いと言われていた手数料も撤廃して完全無料化、現在は信頼性に重きを置いているFX会社と言われています。
取り扱い通貨ペアは17種類
マネースクエアで取引できる通貨ペアは17種類、他のFX会社と比較して少なめになっています。
しかし、マネースクエアはトラリピに特化したようなFX会社であり、口座開設者の多くがトラリピを利用しています。
トラリピは基本的に安定したレンジ相場に向いていて、突発的な動きを見せるような通貨ペアには向いていません。
そのため、マネースクエアではトラリピに適した通貨ペアだけを取り扱い通貨ペアとしています。
入出金に関するデメリット
マネースクエアでクイック入金を利用するには、最低1万円からとなっています。
マネースクエアはリピート注文が人気のFX会社であり、リピート注文ではある程度まとまった資金を必要とします。
マネースクエアの特徴を活かした使い方をするのであれば、1万円以下の入金というのはおすすめできません。
また、出金にかかる日数は、手続きから2営業日後となっています。
多くのFX会社が1営業日後であることを考えると、マネースクエアの出金対応はやや遅いとも言えます。
とは言え、よほど出金を急ぐようなことがなければ、マネースクエアのデメリットとまでは言えないでしょう。
デモトレードができない
ほとんどのFX会社では、実際の取引ツールを使ってデモトレードができます。
リアルな資産を運用する前に、バーチャルトレードで練習ができるので、初めて使うFX会社ではデモトレードを利用したいところです。
しかしながら、マネースクエアではデモトレードができません。
トラリピのように特殊な注文方法を強みにしていることを考えると、デモトレードの導入はぜひ検討してほしいところです。
マネースクエアの口コミ・評判
クラウドソーシングを利用して、マネースクエアに関するレビューを募集しました。
マネースクエアを実際に利用してみた感想について回答を頂きました。
※口コミの募集にはクラウドソーシングサービスのランサーズを利用しています。
※ご紹介している口コミは、口コミを提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスについていかなる保証をするものでもありません。
マネースクエアの最大の特徴は自動売買システムのトラリピです。いわゆるリピート系の自動売買で、現在はリピート系自動売買を提供するFX会場も増えましたが、その元祖とも言えるのがマネースクエアです。チャートに張り付いている時間がない方や、為替分析について基礎から学ぶのが難しい方には向いているかもしれません。為替の動きは株式よりも複雑で難しいので、自動売買で放ったらかしで勝てるほど甘くはありませんが、時間がない方は活用してみる価値は十分にあります。(40代|FX歴5年)
取引ツールやチャートは簡易的なもので、人気のFX会社のものと比較すると見劣りします。短時間でサクサク取引を行いたい方や、チャートで高度なテクニカル分析をしたい方には不向きです。マネースクエアはトラリピが売りのFX会社です。トラリピは自動売買なのでこのくらいシンプルなツールでも必要十分です。マネースクエアの口座をお持ちであればトラリピは一度は利用してみることをおすすめします。(30代|FX歴6年)
マネースクエアはトラリピが人気のFX会社です。トラリピで勝てるかどうかは、相場に合わせた設定や資金管理によります。1,000通貨単位から始められるので、まずは1,000通貨単位で少しづつ慣れていくのが良いでしょう。ある程度勝てるようになってからも、資金管理は常にまめに行うのが良いです。(50代|FX歴10年)
堅実な投資ができる方にはおすすめの商品です。通常のFX取引のように短期間で大きく勝つと言うよりも、コツコツと収益を積み上げていく本来あるべき形の投資とも言えます。ある程度資金さえあればリスクを抑えた投資ができるので、着実に資金を増やしたい方におすすめです。(30代|FX歴3年)
マネースクエアの取引ツール
PC用取引ツール
Internet ExplorerやGoogle Chromeなどのブラウザを使って、ネット上で利用する取引ツールです。
WindowsとMacどちらのパソコンでも利用可能です。
機能は必要最低限に絞り込まれていて、見た目が非常にシンプルなのがマネースクエアの特徴です。
初心者にとっては操作が簡単で覚えやすく、使いやすい取引ツールとして評判です。
また、テクニカル指標は17種類を搭載しており、高度なテクニカル分析を行うトレーダーからも評価されています。
スマホアプリ
マネースクエアのスマホアプリ「トラリピFX」は、iPhoneとAndroidの両方に対応しています。
トラリピの設定もスマートフォンから可能で、直感的に操作しやすくなっています。
iPhoneアプリはiPadにも対応しています。
マネースクエアのFX口座開設の流れ
お申込フォーム入力
マネースクエアでFXを始めるには、まずはじめにマネースクエア公式サイトの口座開設ボタンをクリックします。
口座開設フォームに必要事項を入力していきます。所要時間はおおよそ10分から15分程度です。
必要書類の提出
マイナンバーと本人確認書類を提出します。画面の指示に従って、WEBアップロードまたはスマホにて提出します。
必要書類の提出をもって、口座開設の申し込みは完了となり審査に入ります。
ログインIDの受け取り
マネースクエアによる審査に通ると、メールまたは郵送でログインIDが送られてきます。
ログインIDの受け取りをもって、マネースクエアの口座開設は完了となります。
入金後取引開始
マネースクエア指定の銀行口座に振込、またはクイック入金にてFX口座に入金すると、いよいよFX取引がスタートとなります。
マネースクエアに関するQ&A
月曜日AM7:20〜土曜日AM6:50となります。
サマータイム適用時の夏時間(3月〜11月)は、月曜日AM7:20〜土曜日AM:5:50です。
また、以下の時間帯はシステムメンテナンスを行うため、管理画面にログインできなくなります。
AM6:50〜AM:7:20(サマータイム期間はAM5:50〜AM:6:20)
トラリピを含むFX取引や、口座開設に必要となる手数料はありません。FX口座に銀行振込で入金する際には振込手数料がかかりますが、クイック入金を利用すれば振込手数料も必要ありません。スプレッドのみが実質的な手数料ということになります
マネースクエアの会社概要
マネースクエアの創業は2002年、赤坂に本社を構えるFX会社です。
2018年には社名を「マネースクウェア・ジャパン」から「マネースクエア」に変更しました。
なお、M2Jというのはマネースクエアの略称で、「スクエアSquare=平方」ということからM2と表記されています。
会社名 | 株式会社マネースクエア |
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所在地 | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー40F |
電話番号 | 03-3470-5050 |
創業 | 2002年10月10日 |
資本金 | 17億円 |
自己資本規制比率 | 937.1%(2024年12月末時点) |
マネースクエアの総評
マネースクエアの最大の特徴は、やはり自動売買のトラリピです。
反対に、トラリピを利用しないのであれば、あえてマネースクエアを選ぶ理由はありません。
トラリピは大きな収益を狙うと言うよりも、どちらかというと長期で少しづつ利益を積み上げる投資商品です。
短期売買は他のFX会社で行い、長期の資産運用にマネースクエアを利用するのも良いでしょう。