無料で使えるFX自動売買ツールを徹底解説!
本記事はFXサプリ編集部が独自に制作しています。各FX業者や証券会社は、コンテンツ制作やおすすめ業者の選定に一切関与していません。【PR】本記事は広告を含みます。
FXの自動売買を初めて利用する方にとって、購入費用や初期費用がかかる自動売買ツールは敷居が高く感じてしまいますよね。
自動売買ツールには有料のツールもたくさんありますが、有料だからと言って必ずしも優秀なツールと言うわけではありません。
反対に、無料の自動売買ツールの中にも、高い実績を残している人気のツールはあります。
こちらのページでは、おすすめの無料自動売買ツールについてや、自動売買ツールの賢い選び方などについて徹底解説していきます。
水上 紀行
バーニャ マーケット フォーカスト代表
1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。著書はこちら
Twitter:@mizukamistaff
ブログ:Banya Market Forecast オフィシャルサイト
メルマガ:水上紀行FXマーケットフォーカスト
FXの自動売買とは?
出典:インヴァスト証券
FXの自動売買とは、プログラムにより定められたルールに従って、ツールが24時間機械的に取引を繰り返してくれるものです。
仕事をしている間や寝ている間にも、一定のルールに従ってロジカルな取引を行えるのが自動売買の特徴です。
自動売買ツールによっては高度な為替分析の知識を必要としないため、FX初心者であっても始めやすいのがFXの自動売買です。
自動売買ツールには3種類ある!
FXの自動売買は、「リピート系」「選択型シストレ」「開発型」の3つのタイプに分けることができます。
リピート系自動売買とは?
リピート系自動売買とは、売買方向(買いor売り)や売買を繰り返す値幅を設定し、その条件に従って取引を繰り返す自動売買です。
出典:FXブロードネット
リピート系自動売買は、同じ価格帯で上げ下げを繰り返す「レンジ相場」に強いのが特徴です。
上げ下げを繰り返す中で何度も売買を行うことで利益を獲得し、売買方向が的中した場合には大きく利益を上げることもあります。
リピート系の自動売買は、各FX会社により無料でシステムが提供されています。
FX初心者でも使いやすいシンプルな自動売買でありながら、高い実績を上げている自動売買ツールとして注目を集めているのもリピート系の自動売買です。
自動売買を初めて利用する方で、無料で使えるツールをお探しの方に最もおすすめしたいのがリピート系の自動売買です。
選択型シストレとは?
選択型シストレとは、あらかじめ用意されている自動売買プログラムを選ぶだけで自動売買を始められるツールです。
あらかじめ用意されている自動売買プログラムの中から成績の良いものを選択し、取引開始ボタンをクリックするだけで自動売買がスタートします。
中にはプロトレーダーが開発した自動売買プログラムもあり、それらを稼働させるだけでプロトレーダーと同じ考えで取引を行うことができます。
選択型シストレも各FX会社によりツールが提供されており、ほとんどのツールは無料で利用することができます。
開発型自動売買とは?
開発型の自動売買として代表的なものには、ロシアの企業が提供しているMT4(メタトレーダー4)というツールがあります。
MT4にEA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれるプログラムを設定することで、EAのルールに沿った自動売買を行うことができます。
MT4のツールそのものは無料になりますが、自動売買ソフトのEAは無料のものから有料のものまで様々です。
また、プログラミングの知識がある方なら自分でEAを作成することも可能です。
MT4を使って自動売買を行うには、チャート分析やプログラミングの知識を必要とすることもあるので、上級者の方におすすめの自動売買ツールと言えます。
また、MT4を使った自動売買には、EAの他にもVPSサーバーなどの費用がかかることもあります。
無料で自動売買を始めるのであれば、MT4をはじめとした開発型の自動売買ツールは候補からは外れるでしょう。
無料のおすすめ自動売買ツール7選
無料で自動売買を始めたいという方に、無料で使えるおすすめ自動売買ツールを以下にご紹介します。
自動売買ツールの利用はどれも無料となっているので、まずは少額から色々と試してみましょう。
インヴァスト証券「トライオートFX」
- 初心者も簡単!選ぶだけの自動売買
- 中上級者はカスタムも可能
- 豊富な自動売買プログラム
インヴァスト証券では、設定した値幅で売買を繰り返すリピート系の自動売買「トライオートFX」を提供しています。
FX初心者から上級者まで利用者の多い人気の自動売買ツールで、実際に高い実績を上げており、過去には収益率160%超え※を記録しています。
※「コアレンジャー_スイスフラン/円」の2018年1月〜2020年6月30日におけるシミュレーション結果です。
設定はインヴァスト証券が行ったものがすでに用意されいているので、選択するだけでリピート系の自動売買を開始することができます。
中級者や上級者の方であれば設定を一から行うことも可能で、インヴァスト証券が用意した自動売買プログラムをカスタマイズすることもできます。
実際に自動売買を始める前には、過去のチャートを使って損益をシミュレーションすることも可能なので、結果を予測しやすいのも強みです。
また、トライオートFXは取引手数料は無料でスプレッドも比較的狭いので、取引にかかるコストを安く抑えることができます。
ツール名称 | タイプ | 米ドル円 |
---|---|---|
トライオートFX | リピート型 | 3.3銭 |
通貨ペア | 最低取引 | 手数料 |
23種類 | 1,000通貨 | 無料 |
アイネット証券「ループイフダン」
- 手数料が安い
- スワップポイントが高い
- セミナーが豊富
アイネット証券のループイフダンは、安く買って高く売るを繰り返すリピート系の自動売買です。
レンジ相場では一定の値幅で売買を繰り返し、トレンド相場ではレートを追いかけながらどんどん利益を積み上げていきます。
ループイフダンはリピート系自動売買ツールの中でも、設定がシンプルで簡単なのが特徴です。
「何円で買って何円で売る」の値幅設定や、通貨ペア、売買方向はあらかじめ決められたパターンが用意されているので、自動売買が初めての方でも簡単に始めることができます。
反対に、設定はあらかじめパターンが決められているため、細かいカスタマイズには対応できないのがループイフダンのデメリットです。
FXの知識や経験が豊富な方で、相場に合わせて柔軟に設定変更したいのであればトライオートFXがおすすめです。
リピート系の自動売買ツールをはじめて利用する方で、値幅や必要資金の感覚が掴めない方であれば、まずはシンプルなループイフダンから試してみると良いでしょう。
アイネット証券ではループイフダンの実績も公開しており、ループイフダンを利用している顧客の資産は平均27%増加しています。
※2020年4月1日〜2021年3月31日にループイフダンで運用中の顧客を対象とし、4月1日と3月31日の各口座の利益率の平均値。
また、2019年度の実績では、ループイフダンで自動売買を実践した人の約80%が資産を増やしています。
コロナ禍で多くの投資家が打撃を受けた2020年4月1日〜9月30日にかけても、ユーザーの平均利益率は+14%と安定ぶりを見せつけました。
シンプルでありながら高い実績を上げており、手数料も無料で利用できることから、自動売買の初心者にもおすすめのツールと言えます。
ツール名称 | タイプ | 米ドル円 |
---|---|---|
ループイフダン | リピート型 | 2.0銭 |
通貨ペア | 最低取引 | 手数料 |
20種類 | 1,000通貨 | 無料 |
松井証券「100円から自動売買」
- 1通貨から取引できる自動売買
- 業界最狭水準のスプレッド
- 取引手数料も無料
松井証券の「100円から自動売買」は、名前の通りたった100円の資金で自動売買を始めることができます。
仕組みとしてはトライオートFXと同様に、設定した値幅で売買を繰り返すリピート系の自動売買です。
リピート系の自動売買をまずは少額で試してみたい方であれば、松井証券の「100円から自動売買」が最適です。
また、松井証券の「100円から自動売買」は、スプレッドが狭い上に取引手数料が無料なのも魅力です。
自動売買は取引手数料がかかる、またはスプレッドが広く設定されていることがほとんどです。つまり、自動売買のシステム利用料を、取引手数料またはスプレッドのどちらかに上乗せされていると考えることができます。
その点において、松井証券の自動売買は取引手数料がかからず、スプレッドも業界最狭水準です。
リピート系の自動売買を提供しているFX会社はいくつかありますが、どのFX会社であってもリピート系の基本的な仕組みは同じなので、まずはコストが安く少額で始めることができる松井証券を試してみるのも良いでしょう。
ツール名称 | タイプ | 米ドル円 |
---|---|---|
100円から自動売買 | リピート型 | 0.2〜0.9銭 |
通貨ペア | 最低取引 | 手数料 |
20種類 | 1通貨 | 無料 |
みんなのFX「みんなのシストレ」
- 選択型シストレとリピート系が使える
- 実績ランキングから選ぶだけの簡単設定
- プロのFXトレードをコピーできる
みんなのシストレでは、シンプルに売買を繰り返すリピート注文と、自動売買プログラムを選ぶだけの選択型シストレの両方が利用可能です。
選択型シストレでは数百種類もの自動売買プログラムが用意されており、損益や勝率のランキングからプログラムを選ぶだけで自動売買を始めることができます。
また、みんなのシストレの最大の魅力とも言えるのはコピートレードです。
コピートレードでは、FXで稼いでいるリアルトレーダーが売買を行った際にシグナルを受け取り、自身のFX口座で同じように自動で取引を行います。
過去の取引実績を参考にして稼いでいるトレーダーを選ぶだけでコピートレードができるので、FXを始めたばかりの方でも簡単に利用できる自動売買です。
取引画面はSNSのようなデザインで、好成績のトレーダーをフォローして取引実績を随時チェックすることができます。
有名なプロトレーダーをコピーできることもあるので、みんなのシストレのコピートレードはチェックしておきたい自動売買ツールです。
自動売買ツールの利用料だけでなく取引手数料も無料となっているので、まずは少額でコピートレードを試してみるのも良いでしょう。
FXサプリ編集部でも実際にみんなのシストレのコピートレードを運用していて、取引結果を公開しています。コピートレードを検討している方は是非こちらも参考にしてみてください。
ツール名称 | タイプ | 米ドル円 |
---|---|---|
みんなのシストレ | 選択型シストレ
リピート型 |
変動 |
通貨ペア | 最低取引 | 手数料 |
33種類 | 1,000通貨 | 無料 |
マネースクエア「トラリピ」
- 元祖リピート系自動売買
- レンジ相場で好成績の自動売買
- セミナーが充実のFX会社
マネースクエアの自動売買「トラリピ」とは、トラップリピートイフダンの略称で、イフダン注文を何本も張り巡らせておく自動売買です。
いくつものリピートイフダン注文を、罠を仕掛けるように等間隔にまとめて設定します。
レンジ相場に対して何回も繰り返して取引を行うリピート系の自動売買です。
トラリピは同じ価格帯で上げ下げを繰り返すレンジ相場と非常に相性の良い自動売買です。
レンジ相場を形成しやすい豪ドル/NZドルでは高いパフォーマンスを上げており、マネースクエアで豪ドル/NZドルを取引している顧客の約89%が利益を出しています。
※2020年9月28日〜2021年6月18日において、取引された豪ドル/NZドルの「実現損益」の合計に、2021年6月18日NYクローズ時点の「評価損益」を加味し、プラスとなっている口座の割合を表しています。
イフダン注文を何本も仕掛けるため資金はある程度必要になりますが、設定によっては安定して高い利回りを上げることができます。
取引ツールの使い方は非常にシンプルなので、自動売買が初めての方でも簡単に設定ができるでしょう。
また、マネースクエアではトラリピをはじめて利用する方を対象として、zoomを使ったWEBセミナーや個別面談を開催しています。
「資金はどの程度必要なのか?」「どの通貨ペアを選べばよいのか?」など、様々な質問に直接回答してもらうことができます。
ツール名称 | タイプ | 米ドル円 |
---|---|---|
トラリピ | リピート型 | 4.4銭 |
通貨ペア | 最低取引 | 手数料 |
17種類 | 1,000通貨 | 無料 |
※スプレッドは2024年3月18日の確認時点での数値です。固定された数値ではなく常に変動します。
外為オンライン「iサイクル2取引」
- 為替変動幅を自動で追尾
- 為替の上昇・下落を自動で判断
- 無料セミナーが豊富
外為オンラインでは、リピート系の自動売買ツール「iサイクル2取引」を提供しています。
設定がシンプルな自動売買で、「通貨ペア」「買いor売り」「想定変動幅」「運用する資産」の4項目を入力するだけで、その他の条件設定は自動的に最適化されます。
想定変動幅とは、為替レートが何円〜何円の間を往来するのか、為替レートの変動幅を予測します。
「買いor売り」や「想定変動幅」の予測が難しいようであれば、外為オンラインによるシミュレーションで高い利益を獲得している「設定」をランキングから選ぶことも可能です。
また、iサイクル2取引の最大の特徴ともいえるのは「トレンド」という機能です。
「トレンド」は、為替レートの上昇or下落を自動判別してくれる機能です。
自動売買のスタート時に上昇トレンドであれば買い注文、下降トレンドであれば売り注文をシステムが自動的に選択します。
自動売買の稼働中にトレンドの方向が変わると、「買い」や「売り」の方向を自動で反転させます。
さらに、為替レートを自動追従する機能も備えているので、相場によっては大きく利益を伸ばすこともあります。
為替レートの上昇・下落を予測するのが難しいようであれば、自動で判定してくれるiサイクル2取引がおすすめです。
また、外為オンラインは顧客サポートやセミナーにも力を入れているFX会社なので、自動売買について基礎から学びたい方にもおすすめです。
セミナーは会場とオンラインの両方で開催され、自動売買ツールの活用方法やチャート分析などについても学ぶことができます。
さらに、口座開設をすると講師によるオンラインのマンツーマン指導も受けることができます。
女性講師も在籍しているので、女性の方でも安心してサポートを受けることができるでしょう。
取引手数料の減額や無料のキャンペーンがかなり頻繁に開催されているので、キャンペーン中はお得に自動売買ツールを利用することができます。
ツール名称 | タイプ | 米ドル円 |
---|---|---|
iサイクル2取引 | リピート型 | 1.0銭 |
通貨ペア | 最低取引 | 手数料 |
26種類 | 1,000通貨 | 40円 |
※手数料は1,000通貨(南アランド円は1万通貨)あたりの往復分(新規・決済)です。
FXブロードネット「トラッキングトレード」
- 利益の出た自動売買設定は8割超
- 為替変動幅を自動で追尾
- スプレッドが狭いFX会社
FXブロードネットのリピート系自動売買「トラッキングトレード」は、外為オンラインによりライセンス供与を受けているため、基本的には同じ仕組みの自動売買ツールです。
一定の値幅で売買を繰り返すことで、細かく利益を積み上げていくリピート型自動売買です。
外為オンラインと比較してFXブロードネットの方がスプレッドが狭いので、自動売買に必要なコストはFXブロードネットの方が少なくなります。
反対に、外為オンラインはセミナーや顧客サポートに定評のあるFX会社なので、自動売買が初めての方におすすめです。
トラッキングトレードの設定毎の利益実績は8割超※となっており、多くのトレーダーがトラッキングトレードを使って稼いでいると考えられます。
設定がシンプルで実績も良いことから、FX初心者を中心に年々利用者が増えている自動売買ツールです。
※2014年10月15日から2021年3月31日までに設定されたトラッキングトレードの設定毎の利益実績(利益になった設定数÷利益になった設定数と損失になった設定数の合計)
ツール名称 | タイプ | 米ドル円 |
---|---|---|
トラッキングトレード | リピート型 | 0.2銭 |
通貨ペア | 最低取引 | 手数料 |
24種類 | 1,000通貨 | 40円 |
※手数料は1,000通貨(南アランド円は1万通貨)あたりの往復分(新規・決済)です。
自動売買ツールを選ぶポイント
無料で使える自動売買ツールはいくつかありますが、それらの中から最適な自動売買ツールを選ぶためにはどのような点に着目すれば良いのでしょう。
自動売買ツールの選び方とポイントについて以下に解説していきます。
取引コストをチェック
FX会社が提供している自動売買ツールの多くは無料で利用可能ですが、その替わりとして取引手数料がかかるものもあります。
取引手数料はそれほど高いものではありませんが、当然ながら安ければ安い方が利益は残りやすいため、自動売買ツールの比較ポイントと言えます。
さらに、FX取引では自動売買に限らずスプレッドによる実質的なコストがかかります。
スプレッドは買値と売値の差額であり、実質的なFXの手数料と言えます。
取引コストが安い自動売買ツールを選ぶためには、取引手数料とスプレッドを合算して考える必要があります。
例として、先述のおすすめ自動売買ツールで、米ドル円1,000通貨の自動売買を行った場合に必要となる取引コストは以下のようになります。
FX会社 | スプレッド | 手数料 | TOTAL |
---|---|---|---|
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33円 | 無料 | 33円 |
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20円 | 無料 | 20円 |
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2〜9円 | 無料 | 2〜9円 |
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10円 | 40円 | 50円 |
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2円 | 40円 | 42円 |
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変動 | 無料 | - |
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44円 | 無料 | 44円 |
※みんなのFXはスプレッドが変動制のため算出不可。
※インヴァスト証券のスプレッドは2025年1月16日の確認時点での数値です。固定された数値ではなく常に変動します。
※マネースクエアのスプレッドは2025年1月16日の確認時点での数値です。固定された数値ではなく常に変動します。
なお、外為オンラインでは頻繁に手数料の減額キャンペーンを行っているので、実際には上記よりも安いコストで取引できることがほとんどです。
自動売買ツールの設定難易度は?
出典:FXブロードネット
自動売買ツールはFX会社によって設定の難易度が異なります。
設定がシンプルな自動売買ツールは、FX初心者の方であっても簡単に利用することができます。
一方で、設定項目が多い自動売買ツールは、設定がやや複雑ではあるものの、設定の幅が広くカスタマイズも可能になります。
FXの自動売買ツールは、用意されている売買プログラムの中から一つを選ぶだけの簡単なものから、細かく条件設定ができるものまで様々です。
ご自身のFX取引や自動売買の経験値に合わせて、最適なツールを選ぶようにしましょう。
人気で自動売買ツールを選ぶ
無料の自動売買ツールの中からどれを選べば良いのか迷った際には、多くの人が利用している人気の自動売買ツールを使ってみるというのも一つの考え方です。
無料の自動売買ツールの人気度を比較する基準の一つとして、自動売買ツールを提供しているFX会社や証券会社の口座数について比較してみましょう。
FX会社 | 口座数 | 詳細 |
---|---|---|
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59万口座以上 | 詳細解説へ |
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145万口座以上 | 詳細解説へ |
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9万口座以上 | 詳細解説へ |
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62万口座以上 | 詳細解説へ |
![]() |
20万口座以上 | 詳細解説へ |
![]() |
43万口座以上 | 詳細解説へ |
![]() |
- | 詳細解説へ |
※みんなのFXの口座数は、同じくトレイダーズ証券のFXサービスLIGHT FXとの合算値になります。
※口座数は調査時点における各社の開示情報を基にしています。最新の情報については各社公式HPよりご確認下さい。
無料の自動売買ツールを提供しているFX会社の中でも利用者が多いのは、「100円から自動売買」を提供している松井証券です。
ただし、松井証券はFX専業業者ではなく、株や投資信託も取り扱う総合証券会社です。口座開設者の中にはFX口座だけを利用している人もいれば、FX口座は全く利用していない人もいます。
無料で使えるFXの自動売買のメリットとは?
無料で使えるFXの自動売買には、どのようなメリットや強みがあるのでしょうか?以下に列挙してみます。
- 気軽に始められる
- 高度な為替分析の知識は不要
- 利益や損失を予測しやすい
- サポートやセミナーが充実している
気軽に始められる
無料の自動売買は初期費用がかからないため、PCまたはスマートフォンがあればすぐにでも始めることができます。
自動売買に必要なツールだけでなく、口座開設も無料でできるので、試しに気軽に始められるのが無料の自動売買のメリットです。
高度な為替分析の知識は不要
FX会社が提供している無料の自動売買ツールの多くは、あらかじめFX会社が設定した自動売買プログラムを選ぶだけでも簡単に始めることができます。
FX会社が用意した自動売買プログラムは、過去の実績やシミュレーション結果が公開されており、直近の取引実績が良いものの中から選ぶことができます。
また、自動売買ツールによっては、過去の損益や勝率で自動売買プログラムをランキング表示させることもできるので、成果を上げている自動売買プログラムを一目で選別することができます。
利益や損失を予測しやすい
FX会社が提供している無料の自動売買ツールでは、自動売買プログラム別に過去の取引詳細を確認することができます。
損益額や勝率だけではなく、最大ドローダウンも確認することができるので、利益や損失を想定しやすいのがメリットです。
最大ドローダウンとは、累積損益額の最大値からの下げ幅になります。
累計損益10万円に達したあと、9万円まで落ち込んだ場合であれば、最大ドローダウンは1万円(または10%)となります。
最大ドローダウンは大きければ大きいほど、大損するリスクがあるということになります。
サポートやセミナーが充実している
FX会社が提供する無料の自動売買ツールの強みとして、カスタマーサポートや無料セミナーもあげられます。
個人が有料販売している自動売買ツールではサポート面に不安が残りますが、FX会社であれば専用のコールセンターを設けているので安心です。
また、FX会社によっては無料セミナーを開催していて、自動売買やチャート分析など、FX取引に必要なスキルを学ぶことができます。
無料の自動売買のデメリットと注意点
無料で使える自動売買ツールには、メリットばかりではなく当然ながらデメリットもあります。
自動売買を始める前には、デメリットや注意点についてもしっかりと理解しておきましょう。
- 取引コストがかかる
- 為替レートの急変動には付いていけないことも
- 定期的に自動売買ツールの入れ替えが必要
- 短期間の運用で判断しない
取引コストがかかる
無料で使える自動売買ツールの多くは、無料で提供している替わりに取引コストがかかります。
自動売買ツールの取引コストには、取引手数料とスプレッドがあります。
スプレッドは自動売買に限らず通常のFX取引でも必要になる実質的な取引コストですが、自動売買ではスプレッドが比較的広い傾向にあります。
為替レートの急変動には付いていけないことも
FXの自動売買は、コツコツと小さな利益を積み上げるタイプのものが多くなります。
為替相場の大きな動きを狙って、一度に大きな利益をあげるような取引は自動売買とは相性が良いとは言えません。
為替レートを大きく動かすようなイベントがある際には、リスク回避のために自動売買ツールを一旦停止させておくというのも一つの方法です。
定期的に自動売買ツールの入れ替えが必要
FXの自動売買は、一度設定をしてしまえばある程度は手放しで運用ができますが、ずっと放ったらかしで稼げるというものではありません。
為替相場の変化に合わせて、定期的に自動売買の設定を見直したり、システムを入れ替える必要があります。
普段の取引は自動的に繰り返してくれますが、定期的に損益や為替相場の大まかな動きなどを確認するようにしましょう。
短期間の運用で判断しない
FXの自動売買ツールは、中長期の運用で利益を積み上げるものが多い傾向にあります。
自動売買を開始してすぐに損失が出たとしても、長期的な目線で判断することが大切です。
短期間の損益結果で早々に判断せずに、稼働してからしばらくは様子を見ることが必要です。
なぜ無料?自動売買ツールの儲けの仕組み
自動売買ツールには無料で利用できるものも数多くありますが、ツールの開発や管理には人件費をはじめとしたコストがかかります。
それでは、無料で使える自動売買ツールはどのように収益を上げ、どのようにして管理・維持されているのでしょうか。
FX会社が提供している自動売買ツールはなぜ無料?
FX会社が提供している自動売買ツールに関しては、ほとんどが無料で利用可能となっています。
ただし、先述の通りFX会社の自動売買の中には取引手数料がかかるものもあります。
また、スプレッドによる差額はFX会社の収益となるため、自動売買ツールを使って顧客が取引をすることで、FX会社は収益を上げることができます。
MT4を使った自動売買はなぜ無料?
MT4を使って自動売買を行うためには、EAと呼ばれる自動売買プログラムをMT4に設置する必要があります。
EAは数万円〜数十万円で販売されていますが、中には無料で使えるEAもネット上でダウンロード可能です。
EAを無料で提供している企業や個人は、どのようにして収益を上げているのでしょうか?
全ての無料EAに当てはまるわけではありませんが、多くの無料EAに関してはIB報酬による稼ぎがあります。
IB報酬とは、FX会社からEAの開発者に支払われるキックバックです。
EAの開発者は特定のFX会社を指定して取引をしてもらうことで、FX会社からキックバックとしてIB報酬を受け取ることができます。
EAを無料で提供するためには、EAの販売以外のところで収益を上げる必要があるということです。