エンベロープが使えるアプリを一覧比較!
本記事はFXサプリ編集部が独自に制作しています。各FX業者や証券会社はコンテンツ制作に一切関与していません。【PR】本記事は広告を含みます。
エンベロープは移動平均線の上下に、指定された乖離幅で線を引いたテクニカル指標です。
ローソク足が移動平均線からどのくらい離れているのかを見ることで、買われすぎや売られすぎを判断することができます。
こちらでは、各FX会社のスマホアプリのエンベロープの表示可否を一覧で掲載しています。パラメーターの変更など機能性についても各社アプリを比較してみましょう。
※乖離率の設定範囲は0.01以上を調査対象とし、それ以下は調査対象外としています。
エンベロープが使いやすいアプリ6選
FXチャートでエンベロープが使えるアプリはいくつかありますが、それらの中でも高機能かつ使いやすいアプリをご紹介していきます。
パラメーターの設定可能範囲に、FXサプリ編集部員が実際にチャートを利用してみた操作感も加味して、おすすめのアプリを6つ選んでみました。
みんなのFX
みんなのFXのアプリでは、米国企業が開発した人気チャートツールのTrading Viewが利用可能です。高機能かつ視認性も良く、チャートの動作も非常にスムーズで使いやすいチャートです。
Trading Viewにはエンベロープはもちろんのこと、80種類以上ものインジケーターが内蔵されています。エンベロープのラインの色や太さを変更できるなど、カスタマイズ性が高いのも特徴です。
バンドは上下1本づつしか表示できませんが、上バンドと下バンドの乖離率を個別に設定することができるので、下落方向だけ乖離率を大きく設定するといったことも可能です。
移動平均 | 乖離率 | ライン本数 |
---|---|---|
1〜200以上 | 0.01〜20以上 | 上下1本づつ |
機能性 | 視認性 | 操作感 |
◎ | ◎ | ◎ |
GMO外貨
GMO外貨のアプリはFX初心者にも使いやすく、直感的に操作することができます。色使いが良く、ローソク足とエンベロープの位置関係が見やすいのが特徴です。
エンベロープの上下バンドは1本づつとなっていますが、移動平均線は最大で400、乖離率は実質無制限と設定範囲は十分です。
スクリーンを4分割にしてチャートを4枚同時表示することも可能で、それぞれのチャートに異なる設定のエンベロープを表示することもできます。
移動平均 | 乖離率 | ライン本数 |
---|---|---|
1〜200以上 | 0.01〜20以上 | 上下1本づつ |
機能性 | 視認性 | 操作感 |
○ | ◎ | ◎ |
外為どっとコム
人気FX会社の外為どっとコムでは、高機能なスマホアプリを提供しています。
テクニカル指標はエンベロープを含めて23種類、描画ツールは12種類が利用可能です。
チャートと注文パネルの同時表示や4分割チャートなど、あらゆる機能を備えています。
エンベロープのパラメーターの設定可能範囲は他社アプリと比較して狭いものの、たいていのトレーダーには問題のない範囲と言えるでしょう。
移動平均 | 乖離率 | ライン本数 |
---|---|---|
1〜140 | 0.1〜3.0 | 上下2本づつ |
機能性 | 視認性 | 操作感 |
○ | ◎ | ◎ |
マネースクエア
FX業者の中では認知度はそれほど高くないマネースクエアですが、スマホアプリのチャートはエンベロープに対応しており、使いやすくておすすめです。
チャートの動きが非常にスムーズで、上下左右や拡大縮小が滑らかなのが特徴です。
また、乖離率のバンドは上下にそれぞれ3本づつ描画することができます。内・中・外のバンドは個別に乖離率を設定することができますが、同じ階層の上下のバンドで乖離率を変更することはできません。
マネースクエアは自動売買が人気のFX業者なので、こまめに注文やチャート分析ができない方におすすめです。
移動平均 | 乖離率 | ライン本数 |
---|---|---|
1〜200以上 | 0.01〜20以上 | 上下3本づつ |
機能性 | 視認性 | 操作感 |
◎ | ○ | ◎ |
SBI FXトレード
1通貨から取引可能なSBI FXトレードでも、アプリでエンベロープを表示させることができます。見やすく使いやすいチャートツールで、FX初心者の方にもおすすめです。
ただし、エンベロープの乖離率は1〜50%までとなっており、小数点以下の設定を行うことはできません。
また、乖離率のバンドは上下に1本づつとなっており、エンベロープの機能性については他社のアプリよりも若干劣ります。
移動平均 | 乖離率 | ライン本数 |
---|---|---|
1〜200以上 | 1〜20以上 | 上下1本づつ |
機能性 | 視認性 | 操作感 |
△ | ◎ | ◎ |
三菱UFJ eスマート証券
三菱UFJ eスマート証券のアプリでは、上下に3本づつエンベロープの乖離率バンドを表示させることができます。また、エンベロープの設定を変更することで、乖離率のバンドを1本や2本にすることも可能です。
パラメーターの設定範囲も十分なので、エンベロープについては機能性に優れたアプリと言えるでしょう。
チャートの視認性も良いですが、一方で合計7本のエンベロープのラインを表示させると、やや見づらいと感じることもあります。
チャートのスクロールなど動きは滑らかですが、ページ遷移や設定変更の際などは、やや動作が重いこともあります。
移動平均 | 乖離率 | ライン本数 |
---|---|---|
1〜200以上 | 0.1〜10 | 上下3本づつ |
機能性 | 視認性 | 操作感 |
◎ | ○ | ○ |
エンベロープの見方と使い方
エンベロープは価格が移動平均線からどのくらい離れているのかを見る際に利用します。
為替相場では、大きな値動きがあったとしても、いずれは移動平均線の方に戻ってくるという考え方があります。
つまり、移動平均線から大きく離れている時は、価格が行き過ぎていると判断することができます。
ローソク足が上バンドにタッチしたら買われすぎ、反対に下バンドにタッチしたら売られすぎと判断して、エントリーや決済の参考にします。
エンベロープの設定方法
エンベロープを使うには、まずは移動平均線の期間を設定します。移動平均線の設定に決まりはありませんが、14、20、25などに設定することが多いです。
続いて、移動平均線からどのくらいの乖離率で上下のバンドを表示させるかを決めます。
乖離率を大きくすると上下のバンドが移動平均線から離れ、逆に小さくすると近づきます。
乖離率は大きすぎるとバンドにタッチしづらくなりますが、逆に小さすぎるとバンドに頻繁にタッチしてしまい正確な分析ができなくなります。
乖離率は分析する通貨ペアのボラティリティに合わせて調整するようにしましょう。